ステキシフトby石川ジン平

真面目系クズ、ブラック企業、読書記事、考え方について書いています。

がっつり妄想することで、前向きに人生が動きだした話。

twitterで知り合った方とご飯に行く機会があった。すごい良い体験で、結論から言うとすぐ終わるので少し身の上話をする。

洗脳力 (アスコムBOOKS)

 

自分の類い稀なるダメ人間さ

僕は大学を複数年にわたり留年するなどの行動に関する鈍さがひどかった。けっこうなクズだと思っている。これで友人をなくしたこともあるし、色んな人に迷惑もかけてきた。
悪いと思いながらも改善できない。表面は謝るけど、おそらく、自分の最低な状態について、深層心理で特に悪いと思っていないんだと思う。
 
自分よりすごい人間と話す機会があって
先日お会いしたtwitterの知り合いの方は、自分より20ちょっと年上だったけれど、癌を克服したりNPOを立ち上げたり会社を経営していたり*1僕から見るとずいぶんと活動的に見えた。もちろんtwitter上やはてな上の海外エリートとは違うわけだけれども、自分とは天と地の差に見えた。そこで聞いてみた。なんでそんなに活動できるんですか?
 

理想の自分とは何なのか

返ってきた答えは単純だった。「いつもどこかに理想の自分がいて、その自分が怒ったりがっかりしたりするんですよ」*2と。
その人は、「若い頃は自分も本当にひどい生活をしていた」とも言っていた。どうしてそれを脱却できたのかきくと、やっぱり、理想の自分が存在していて、それが本人をいつも焦らせていたのだと。
僕は違いに気づいた。僕はミスをしたときに理想の自分などは存在しない。誰かに怒られたり関係性が壊れたりが怖くてミスを後悔する。仮に一日寝て過ごしても「今日も駄目人間だった。人として最低だ」と自分を責めることはしても、理想の自分からお叱りはこないし、理想の自分への焦燥感もない。なんとも思わない。
その人との会食が終わって、自宅で一日考え込んでしまった。
 

妄想していろいろ解決してみた

僕があの人のようになるにはどうしたらいいのだろう。最低限活動的に生きて行くにはどうしたらいいのだろう。
たどり着いた答えは、”理想の自分がまだいないなら、作り出せばいい”だった。やり方は簡単だ。簡単に深呼吸して、目をつむり、自分の前に理想の自分がいることをイメージする。
作り出せたら、挨拶。「よお」
目の前のそいつも答える。「よう。辛気くさい顔してるね」
イメージは得意だ。だてに毎日自慰行為はしていない。自慰行為と一緒にしたら失礼か。そいつは理想を背負っているのだ。
こうして呼び出した”ぼく”と、暇さえあれば会話をするようにした。そいつは徐々に自分の中に息づいて行き、特別に呼吸を整えたりしなくても自分に助言をくれるようになった。
 

妄想が全てではない

そのうちに、重大なことに気づいた。そいつはときどき間違ったことを言うのだ。気づいたときにはショックだった。理想として呼び出したはずの人が、間違ったことを言うのだ。
例えば、作業量が過多になる。僕は本を読むのが遅いので、一日に一冊本を読むことはできない。仮にその速度で読んだとしても頭に入らずにすっぽ抜けてしまう。だけどそいつは言うのだ。どんどん本を読めと。今日中にそいつを読み終えろと。
そうして僕は別の理想のぼくを呼び出す必要にかられた。理想のジブンだと思っていたそれは、ただの活発なぼくだった。こんどは、要領の良い、計算のできるジブンを呼び出さなければ。。。
 

補助としては最高のアドバイザー

ちなみに、今僕が対話しているジブンは3人いる。少なくとも3人のジブンと対話しなければ、理想に近い現実的な判断をすることはできない。それからもう一人、僕を叱咤激励する人物を呼び出している。僕にとって思入れのある実在の人物。本人よりも意見がはっきりしていて、表面の僕を含む4人のぼくとはまるで違った意見を言ってくれて、なかなかエキサイティングだ。
 
迷ったときは、この四人に訪ねるようにしている。絶対にあっている回答を得られるわけでも、行動できないことがなくなったわけでもない。だけど、物事の指針を作りやすくなった。迷うことが少なくなった。後ろ向きに悩む時間が減り、活動できる時間が増え、堂々と話せることが増えた。もちろん頼りすぎるとただのキチガイなのでやりすぎは禁物だ。))
 
自分の新しい可能性のためにジブンと対話して行くこと。僕が見た可能性の話。
 
 
願うことも大事。願うことは気が楽になる笑

あ、ちなみにタイトルは言い過ぎです
 
*1 @onaishigeoさん

のことです。その節はありがとうございました。ちなみにメインで話していたことは全然別です。
*2 もしかしたら言ってたこと違うかもしれないけれど、「理想の自分」というワードが登場したことは確か。