ステキシフトby石川ジン平

真面目系クズ、ブラック企業、読書記事、考え方について書いています。

株式会社ウツワの布陣が素敵すぎる。

株式会社ウツワ、設立おめでとうございます。

株式会社ウツワ

ハヤカワ五味 on Twitter: "本日付で、株式会社ウツワができました✌️😉✌️
ハヤカワは専属デザイナーで稲勝さんが社長です、よろしくお願いします"

 

僕は男性で、こういうものをあげる知人もいないので、あんまりうまいこと関われないですが本当にすごいなと思うし頑張ってほしいと思います。 

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で、おめでとうとは別に強烈にインパクトをうけたものがあって、

私に何かがあったとしてもハヤカワ五味というデザイナーだけは生きてもらうために会社の発起人及びCEOをハヤカワ五味ではなくハヤカワの1プロデューサーとしての”稲勝栞”とします。

株式会社ウツワCEO  稲勝栞

引用:http://utw.co.jp

という「デザイナー:ハヤカワ五味」を最大限活かすために守る姿勢。

 

サブこそが自分の適正と思い、サブに徹する人の存在。

 

素敵な布陣だと思う。

 

 

で、以下は連想で考えたこと。

昔はサブの仕事(中間管理)の方が向いているなーと思っていたけど、最近は違う方に進んでますという話です。

 

僕は他の人よりビジョンが強すぎるかも

どうも自分は理念とかビジョンとかこうあるべきとかが異常に強いみたいで。友人と話をしても、彼は「世間がこう変わって行くからどうあるべき」とか「目標はこうだからどうめざしていくべき」とか強く持っていないか、言葉にしようとしないみたい。僕はそればっかり考えて生きているというのに。

ある組織にいたころは会議の機会も時間も多くありました。自分で思ったことをまずみんなに相談して企画を作っていました。今はそんなに会議の機会も時間もありません。……特に時間。もし、会議する場が多くなれば、また「サブがいい」と言い出すかもしれません。でも、会議してた当時も、結局は自分の好みの場所に誘導してたのを思い出したんですよね。サブの役割を超えていました。

 

でも、責任・リスクを取りたくなかった

なんでリーダーなどの序列的に一番上になりたくないかとふと思いました。単純でした。責任、リスクをとりたくないだけでした。すっごくめんどくさいことがあっても、それをリーダーに押し付ければ安心。あえて汚れ役を率先してやり、リーダーはそれをするべきじゃないと主張することで、苦労している自分を演出したり。それじゃいけないんです。

そうしたことを続けた自分は負荷に耐えきれず一度立ち上がれなくなってしまいました*1。組織も必ずしもいい方向に向かいませんでした。もしも自分が、もっと責任をもって活動していたら違っていたかもしれません。もちろん、うまく立ち回るのがへたくそだから、どうなっていたのか分かりませんが。

 

中心の人を守ることや適材適所って素敵だ

株式会社ウツワは、すでに存在自体がある程度のブランド力を持っているハヤカワ五味を(登記上は)完全にデザイナーとして据えることで、彼女を守り、最大限活かそうとしています。恐らくブランドとしては彼女を発起人、CEOとして使った方が話題性があるでしょう。ただ、得意不得意などを考えて、こういう構成になったと。 いやほんと繰り返しになりますが素晴らしい布陣です。

これは、守ってくれる存在が周りにいたから、あるいはそれだけの求心力がハヤカワ五味さんにあったからですよね。もし自分がハヤカワ五味さんの立場だったらどうかなと思うんです。ハヤカワ五味さんのビジョンがあったから、登記にいたったという状況で、しかし発起人にはならない。苦手なことをうまく分散させる。ビジョンが強いとしても関係値としては少し下がる位置に存在できたらどうだろうか。

絶対また自分が中心だからとできもしないことに突っ込んだりしますね笑

能力不足でそういう人材を集められもしないでしょう。

なんて、"もしも"なんて考えてないで今ある状況で最善をやれよという話ですね。身も蓋もない!

 

 

僕は僕で、世界を彩る一つでありたいなと思う。

少しだけでも、いいから。

 

 

 

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