ステキシフトby石川ジン平

真面目系クズ、ブラック企業、読書記事、考え方について書いています。

希望を潰していくと結果的に幸せになれる話

元気になる方法について考えていたんですけど、人が元気に過ごせる状態の一つって「迷いが無い状態」なんです。迷いが無いと、どんなに狂ってても元気になれます。選択肢が多いことは人を迷わせます。

この"選択肢"の究極の一つが、「希望」です。

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①希望が多すぎると迷う

人間は選択肢があると疲れるんですよ。「あれになれるかもしれない」「これになれるかもしれない」という思いが、人を疲弊させてさせてしまいます。

例えとしてあっているのか分からないんですが、先日はあちゅうさんの本を絶賛したことについて

彼女がこんなにも強くて、しかし辛そうなときも多いらしい(参考,)のは、「あれになれるかもしれない(なろう)」「これになれるかもしれない(なろう)」という気持ちが人一倍強いからじゃないでしょうか。

人間は連続的に決断をして行くことに向いていないんです。こうした決断を連続して出来る人(経営者とか)は、つまり人には無い才能があるってことです。

 

②実態のある希望は少ない

実際に一人の人間にできることってそんなにないです。

通学する大学は、全日制なら基本的に一つだけです。同時にふたつ通えません。会社も多くの人は一つしか選べません。これらは、自分の実力だけでなく、時間が増やせないせいです。

今から僕が走る練習をしてもオリンピックには出られません。これは時間を巻き戻せないせいも有りますが、生まれついての身体能力のせいもあります。

僕は(へたくそですけど)文章をとりあえず書いて行くことができます。でもこの二ヶ月書いて「もっとずっと早く書くことは(少なくともすぐには)できない」「思ったより苦手な分野の記事も多い」ということに気付きました。「もっと早く書ける自分」「何でも書ける自分」は実体のない希望でした。

実体のない希望を残しておくと、やってもいないのに後悔が生まれたり、迷いの元になったりします。実際は書けないのに、ブロガーの1日10本記事を書いたという話に「本気出せば俺も書けるし」とやらずに勘違いしたり、「色んな種類の記事書ける俺は何の分野を書こうか」などと思ったりするかもしれません。

「あれもできるかも」「これもできるかも」という中途半端な推測が希望となり、しかしそれは実態がなくて不可能なもので、自分を惑わせるばかりです。

 

③邪魔な希望をぶっ潰すには行動だ

こういう、後悔や迷いを消して、快適な生活を送るためには、どうしたらいいのか。

それは行動することで、自分の中の「希望」という選択肢をぶっ潰していかないといけません。

希望をぶっ潰す行動は、大きく二つ

a,情報を仕入れる

できるだけ圧倒的に先を言ってる人の話を聞きましょう。僕の場合は3人を超えたあたりからかなり「希望」の実態が見え始めます。逆に言うと、僕のようなクズ人間タイプは5人の先人の話を聞かないと勘違いし続けるということです。

b,やってみる

とりあえず片足浸かってみましょう。話を聞いても潰せない希望が多いです。例えば学歴コンプレックスの人は東大の赤本を一冊終わらせるべきだし、得意なことがある人はいったん集中して取り組んでみればいいんです。っていうか、そもそもその希望に飽きるかもしれません。やってみないから、飽きないのです。

 

④希望をぶっ潰した先に更に大きな希望がある

希望をぶっ潰す行動をしていると、当然ですが選択肢がなくなるので物事がシンプルになってきます。すると迷うことが減るので、悩みが減り、自然と楽しくなってきます。更に良いことに、希望を潰して行く過程で、本当に得意なこと、楽しいことが見えてくるので見えます。なんて一石二鳥。下手に悩みをなくす活動より、希望を潰す活動の方が、より効果があります。まぁものごとはこんな単純じゃないのですが、「単純じゃないからよりシンプルにしていかないとまた辛い」というトートロジーな感じのジレンマがあります。

 

まとめ

  • たとえそれが希望であっても、選択肢が多すぎるのは人を疲弊させる。
  • 特に「希望」には実体がないのに選択肢として存在するから悪質だ。
  • そうした邪魔な希望を消すには行動しよう。
  • 希望が消えた先により確かで大きな希望が現れる、かもしれない。

本当に楽しいことは、楽しそうに見えて実はそれほど楽しくないことを見極めないといけない。それが希望を潰すってことだよ。

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参考書籍

決断を多くすると疲れるとか、精神力の疲労と鍛えることについてはこの本が詳しいと思います。

スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォードの自分を変える教室

 

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