ステキシフトby石川ジン平

真面目系クズ、ブラック企業、読書記事、考え方について書いています。

【おっさんホイホイ】書評「スラムダンク勝利学」に興奮した

ある程度の冊数、ビジネス書籍を読んでしまったら、書いてあることはある程度重複してしまうことが多いです。目新しいことはだんだんに減ってきます。だから、僕は自己啓発系の本であってもいかにその本が楽しくさせてくれるかというのも大事だと思ってます。

 

という意味で数年前に出た優秀な本は「ワンピースストロングワーズ」ですね。

「ONE PIECE STRONG WORDS」「ONE PIECE STRONG WORDS 2」で二種類です。
ワンピースが好きな人ならきっと楽しめるんじゃないでしょうか。

でも、ワンピース読者が前提の本なので、画像の引用の後にストーリーの解説が書いてないんですよ。いや、あるんですけど、ちょっと少なめです。ぶっちゃけワンピースあんまり読んでないので、ぼんやりとしかストーリー分からないです。いきなり固有名詞が出てくるので、たまについていけなくなります。まぁ、絵がかっこいいのでなんとなく説得力はありますし、コマが本当にたくさん引用してあるので楽しいです。けれど、言葉の重みが分からないですよね。

 

で、そんな人におすすめなのが

スラムダンク勝利学(著:辻秀一)

スラムダンク勝利学

スラムダンク勝利学

 

この本がめっちゃおすすめです。


この本は、以前、「統計学が最強の学問である」や「サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書)」で有名な西内啓さんも、お勧めしてたはずです。精神論で大事なことはここに書いてあると。

なぜ"はずです"という言い方になってしまうかというと、以前やられてたtwitterで言ってたと思うんですが、もう西内啓さんのアカウントはもう別になっちゃってます。前のアカウントは一度削除されてるんです。ソース消えちゃって、確かめられないんで、ちょっと確実ではないです。

 

ビジネス書に飽きたらこれを読め

この本の何がいいって、

  • 軽く読みやすい
  • 漫画の引用だからこそ考えすぎず理解できる
  • ちゃんと引用する画像の前後のストーリーを解説してくれる

ですね!

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出版された時期によって帯に「全てのルーキーに」なんて書いてありますけど、スラムダンクはいわゆるおっさんホイホイなので、アラサー男性にお勧めです。前向きになりますよ。

 

 

紹介したポイントですが、

①軽く読みやすい

書籍版で言って、181ページしか無いです。そのうち、各章のはじめにはたいして文字は無いし、数ページに一度スラムダンクの漫画からの切り抜きがさらっと載ってるだけなので、非常にさくさく読めます。七つの習慣とか読んでる人は、そのうち一つの習慣を読む労力よりも少ない労力で読み終えるかもしれません。

スラムダンク勝利学各章の扉の画像

p21

 何度も言ってますけど、僕くらいクズになると、分厚い本は読みきるまで情熱が続かないんです。しかも一章一章の話が長いと、読むのを再開したときにどこまで読んだのか分からなくなるんですよね。各章6,7ページくらいで完結して、そのうち1ページが漫画のコマ、1ページが章の表題なので、実質5ページ分も読まない計算になります。するする読めるので、途中から読んでも全然おっけー。寝る前とか隙間時間にさらっとちょっとずつ読めます。

 

②漫画の引用だからこそ考えすぎず理解できる

この本自体にそこまで目新しいことってあんまり書いてないです。でも本って、目新しくないことを再認識させたり再構築させたり無意識に刷り込んでくれたりというところが大事だと思うので、とってもぴったりです。漫画の引用だからこそ、難しく考えすぎずに理解できるし、実践する気にもなるんです。
たとえば、有名な「断固たる決意が必要なんだ」というシーン

断固たる決意が必要なんだの引用の画像

スラムダンク勝利学 p24

 ぶっちゃけ、チームでやるなら目標設定と共有が大事なんてどこの本にも書いてある訳ですよ。でも、安西先生の顔を引用されるとなんとなくやる気がわいてくる。そういうのって大事だと思うんですよね。

 

③ちゃんと前後のストーリーを説明してくれる

もちろん、全部ではないです。スラムダンクを全く知らない人が読んで理解できるかというと正直難しいです。でも、ちゃんとそれなりに解説してくれてます。

例に出したワンピースストロングワーズなどは引用が一コマしかなかったり、解説に知らない登場人物がいきなり出てきたりするので、本当に勢いだけで突破して行きます。その分、コマの引用は凄く多くて、それはそれで楽しいんですが。

どれくらい紹介してくれるかというと、

 

全国制覇の名言のコマの引用

p16

湘北高校のキャプテン赤城は今年の目標を「全国制覇」とみんなの前で明言しています(第1巻173ページ)。彼は湘北高校に入部したときから、まったく”根拠”がない(同じ目標を共有したり、それを成し遂げるだけの実力のあるチームメイトがいなかった)にもかかわらず「全国制覇」と叫び続けていました。彼の考え方や行動は常にこのためにあり続け、決してあきらめたことはありませんでした。すると不思議なことに3年になるとスーパールーキーの流川が入り、中学時代MVPを取ったこともある三井やリョータが戻り、そして花道までもが加わり、”根拠”が後からついてきて、目標が現実のものとして見えるようになってきたのです。
p17

なんとなく知らない人でもストーリーが見えそうじゃないですか? これぐらい書いてくれてるとまともに読んだこと無い自分でも楽しく読み進めることが出来ます。

 

まとめ

スラムダンクを知らない人でも「なんとなく把握してる」程度だったら楽しく読めるよ!

スラムダンク勝利学

スラムダンク勝利学

 

 

ちなみに内容は

普通に役に立ちます。勝利学って書いてありますが、目標設定、モチベーション管理、チームマネジメントあたりが濃いでしょうか。

ぶっちゃけググってください。いっぱいのってます。 → スラムダンク勝利

 

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