こんにちは、ジン平です。やりたいことの見つけ方、目標の立て方について調べています。
今回は「なぜイメージするだけで叶うのか」(著:白石百利奈)の書評です。
ところで、自己啓発とスピリチュアルは、共通事項が多いです。
この本は自己啓発とスピリチュアルの中間くらいで、自己啓発ほど固くなく、ガチなスピリチュアルほど理論が現実からは離れてなくて、いい本だと思います。
おすすめポイント
- 話が短く、読みやすい。
- 内容も軽く、分かりやすい。
- 根拠となる具体的な数字が欲しい人には向かない。ただし、理由となる体験・経験は載ってるので自分の人生に合わせて咀嚼しなおすことができる
みなさんはスピリチュアルな本って読んだことありますか?
ガチなスピリチュアルは「魂の方向が〜〜」とか「宇宙の波動が〜〜」とか書かれていて、データで証明/観測できないことは肯定しにくい理系出身の僕には「???」ってなってしまいます。ただ、こういうのは言い方ひとつだとも思っていて、「宇宙の波動」といわずに「仕事ができる人の習慣」と言い換えるだけでそれっぽくなりますし、「魂の方向」と言わずに「自分の適正を見極める」とでも言い換えれば通用することが多いです。
この本は、統計的数字こそは載せてないんですが、分かりやすい言葉で根拠もちゃんと書いてくれているので、受け入れやすいし、自分の頭で考え直すことが出来ます。
どこにでも書いてある「イメージしろ」
どんな自己啓発書にもイメージの話は書いてあります。
この本で出てくるイメージを整理すると
- ワクワクする目標を立てる
- 具体的にイメージすればするほどワクワクするし、行動計画もたてられる。
- すると良いスパイラルに入って、色んな偶然もあって、達成できる
という感じでしょうか。当然じゃん!!!!!!
書いている人がNLP(心理療法に端を発する心理技術)の先生なので、書いてることはある程度根拠があって分かりやすいです。
人はwhyに動かされる
アメリカのハーバード大学心理学部のエレン・レンガー教授が、コピー機で長蛇の列ができている時に、順番を譲ってもらう実験を行いました。その際に、「先にコピーをとらせてもらえまえんか?」と、理由無しで頼むと多くの場合断られたのに対して、「コピーをとりたいから、先にコピーさせてください」という意味のない理由を付加しただけでも、「急いでいるから、先にコピーをさせてください」と言ったときと同じ暗い譲ってもらえるという結果が出ました。
これから予測されるのは、「好きなことをすれば願いが叶う」という話は、「好きだから」という理由付けが簡単にできるからじゃないかと思うんですよね。理由が話せないのは後ろめたいですし、反論される理由は自信がなくなりますけど、好きだからって言われたらそれ以上否定できないじゃないですか。だから、whyを意識する上で、したいことをイメージすることは非常に大切だと思うんです。
whyがあるというのは、目的地がしっかりしているということです。だから人を動かせるし、迷ったときに方向を修正できる。そして、きちんとした理由があるということは、自分から働きかけるということです。自分のミッションステートメント(理由)を決めて、中心変わって行く、そんなのどこの自己啓発書にも書いてあるよ!
自分でコントロール可能な願望を掲げる
たとえば「私の夢は世界平和です」とか、「宝くじで3億円当てることです」とか、「○○さんに優しくして欲しい」とか、「みんなが私のことを好きになってくれることです」という願望を持っていたとします。これらの願望に共通していることは、その望みを自分だけではコントロールできないということ。周りの変化に依存した願望は叶いにくいのです。
業績をトップにしたいのなら、「新規顧客を○件獲得できるように、企画書を作る」など、願望を叶える主体をあくまでも「自分」にすることが重要なのです。
これ、つまり、「自分の手の届くことをきちんと頑張って、手の届くことを増やして行く」という発想ですよね。イメージすればなんでも叶うと言っているわけないところがとても良いです。同様のことが例えば「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」でも、「影響力の輪と関心の輪」として話が出ています。
再度ですが、おすすめポイント
- 話が短く、読みやすい。
- 内容も軽く、分かりやすい。
- 根拠となる具体的な数字が欲しい人には向かない。ただし、理由となる体験・経験は載ってるので自分の人生に合わせて咀嚼しなおすことができる
というわけで、今回は「なぜイメージするだけで叶うのか」(著:白石百利奈)の書評でした。
- 作者: 白石由利奈
- 出版社/メーカー: リベラル社
- 発売日: 2014/12/17
- メディア: Kindle版
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— 石川ジン平(ステキシフト) (@sshift_jumpei) February 2, 2015
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