ここ五年くらいはずっと自分のあり方とか方針の立て方とか考えています。
「目標を立てて前向きに活動する」って、当たり前の事に言われますけど超難しくないですか?
今日までにいくつか記事も書いてますけど、
ずっと考えているだけあって、そのときどきで目標や方針について答えは出るんですよ。でも、すぐネガティブになってしまうし、ついた火は消えちゃうんです。
それは彼女に振られたときだったり、頑張ったわりに何も成果が出ないときだったり、あるいは何でも無い日にでも。
「しっかりした目標を立てたはずなのに、なぜかもう元気がでない。前向きになれない。」
そうやってよく悩んでいます。でも多分、無理矢理前向きになろうとしてこだわると逆効果になるんじゃないかと思います。そもそも、大きな問題があるんです。
つまり、せっかく目標を立てて頑張ってたのに途中から前向きになれないとき、
- 達成方法がおかしい
- 目的そのものがおかしい
このどっちかを検討した方がいいかもしれません。
前向きになれない事が悪いんじゃなくて、そういうときはそもそも取り組み方や根本がおかしいという話です。
①達成方法がおかしいので正す
「その方法では達成困難だ!」と理性が訴えても、一度たてた計画や手段を捨てる事は、前向きじゃないように見える事があります。そこに罪悪感を覚えて、なんとかして前向きになってこなそうとするときがあります。
理性がおかしいって言ってる手段にかじりついてもダメです。
無理やり出来ると洗脳できても、ぶっちゃけ最初から無理があると思っているのだから無理です。勝てると思う達成計画を立てないと。
例えば、それは婚活してる人が初対面の人に対していきなり「すみません結婚してください」っていうのと一緒です。可能性がゼロとは言いませんが、限りなく期待値が低いでしょう。
ここで、無理矢理前向きになっても、数をこなせるようになるというだけだ。
僕も渋谷の雑踏で一日「結婚し続けてください」を言い続けたことがないので分からないんですが、おそらくそれは
- ほぼすべて断られ続ける
- 冷やかしや馬鹿にされることもあるだろう
- 逆に詐欺にあうかもしれない
ということが予想されます。ずっと数をこなせば万が一そのうち理想の人と結婚できるかもしれませんけど、普通、その前に心が折れてしまいますよね、僕なら折れます。
"ただ前向きになる"っていうのは、そういう"著しく効率の悪い事に疲れて、疲れるから前向きになるのにもっとコストがかかるようになる"っていう効率の悪いスパイラルにハマることでしょう。
だから、最初にどんなにテンションの上がるいい達成方法が思いついても、あんまりにも辛いようならまずは達成方法を見直した方がいいです。前向きになれない自分を責める前に、その手段が本当に論理的に破綻の無い事なのか確認した方がいいです。
きっちり目的だとか目標だとかを良く確認して、それに対して手段が破綻してないか考えてみてください。
②目的がそもそもおかしいので正す
25歳で身長160cmの男性が、身長180cmになりたいといっても難しいでしょう。20センチも伸ばすのは手術ですら難しい。つまり、あなたの立てた目的が、そもそも目的が原理的に不可能なんじゃないか、ということなんです。
ただこれは非常に判断が難しいです。
たとえばベストセラー作家になりたい40代の人がいるとします。当たり前ですが、実際に文章を書いてベストセラー作家になれる人はそう多くありません。しかし、これは目的として不適でしょうか。
オリンピックで金メダルを取りたい高校生がいるとします。競技に関わらず金メダルをとれる人は少ないですね。これは目的として不適でしょうか。
「本人が可能だと思っていれば問題ない」というのが僕の結論です。
日本一になれると思っている人は日本一になるために努力するべきですし、世界一になりたい人は世界一になるために努力するべきです。
なぜならいつまでも後悔してうじうじするからです。学歴コンプの人の半分くらいは実際に全力で勉強した事無い人だと思うんですけどどうでしょうか? 僕の周りはそうですね。
ただ、そうした明確な願望がないのにとりあえず目的や目標を立てるなら、それは必ず自分に達成できる目的を設定するべきだと思うんですよね。背伸びしないといけないという変な風潮があるせいで、絶対に達成できる気がしない目的をたて、そして精神的ストレスを受けていては仕方ないじゃないですか。
だから、「本当にやりたくて仕方が無いこと」または「できる気のすること」を目的とした方がいいでしょう。
③達成方法も目的も決められない場合はbeingを決める
達成方法が非現実的だった、目的を確かめたらそもそも目的が不明確で困った、そういうときは、"自分がどうありたいか""どういう性格の自分でいたいか"というのを基準に考えると方針が立てられます。つまりbeingとかto beとかですね。努力の方法も明確ですし、反省しやすいですし。まともな方針さえ立てば、無理に前向きになる必要も有りません。そもそも前向きとか前向きじゃないとかこだわる必要がなくなります。
例えば「ある文学賞をとる」なんてときは、自分の作品が努力不足なのはもちろん、選考委員との相性が悪いあるいは出す場所を間違えたのか、たまたま別の人の作品が良すぎた(普段なら受賞できるレベルだった)のか、そういうのの判断が難しいです。
でも"自分がどうあるか"というのは、自分の行動を全て自分が把握しているので、対処がしやすいんです。睡眠時間を確保しなかったからいけないのか、怠けてスマホゲームばっかりしていたのか、そもそも計画に無理があったのかなどね。
まとめとチェックリスト
物事に対して前向きになれない状態が持続してるときは
①達成方法について考え直す
手順が具体的でなかったり、それをしてもきっと達成できないと思ってるのにやってるんじゃないのか。
②それでもダメなら目的について考え直す
どんなに手段を工夫しても、目的がそもそも現実的に達成不可能でないか確かめる。
③達成方法を検討しても目的を検討してもどうにもならないときはbeing
ほとんどの目的・目標は無駄に高くなりすぎたり周りに流されたりで分からなくなりがち。自分がどうありたいかっていう目標は設定するとぶれにくいしおすすめ。強い方針さえ有れば前向きとか意識しなくなる。
前向きになれないと悩むときはそもそも取り組み方など根本がおかしい。
これで俺もー!頑張れるぞー!
ってかそもそも頑張れない人だからわざわざこんなふうに整理したりするんですよね、いいんだか悪いんだか。
この記事書く前に知人に前向きさについて相談したんですが
僕が向いてる方が前でした忘れてました。今回述べたことのまとめになりますが、「前向きかどうか」って、自分の気持ちを判断する要素になっても、そもそもこだわるところじゃないという話です!
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