やるべきことが少ないときはいいけど、やるべきことが積み重なってくると逆に何から手をつけたらいいか分からなくなる。そしてパフォーマンスが低下する。やるべきことがずっと決まらない。そんなことばっかりです。
僕なんか締め切りが重なると何にもしなくなるので全部ぶっちぎったりしてました。本当にすみませんでした。
上記のような真面目系クズを改善する
今は少しまともになりまして。その方法のいくつかは、上手にご褒美設定することで生産力を上げる話や、疲れすぎ迷いすぎで座り込むときは深呼吸して神に祈れという記事で、紹介しています。でもまだあります。
今回は、「目先の仕事が多くなってきて迷って動けない」というときの対処法についてまとめてみました。目先の物事の優先順位を決めるときに、役立つ考え方があるんでどうぞ読んでみてください。
まぁぶっちゃけどれも似たようなところ有るというか、それぞれが相互に作用してるんですよね。
優先順位の付け方、今すぐやるべきことを決める3つのヒント
- 今一番したくないことをする
- 現状のボトルネックを特定する
- 「それ」をすれば他の全てが不要になるか容易にならないか考える
①今、一番したくないことは何かを考える
優先順位がごちゃごちゃになっているときは、それは「したくないこと」が存在しているから、ということがよくあります。例えば自分の場合は、机の上を5分片付ければもっとパフォーマンスよく作業ができるのに、「もっとやるべきことがあるはず、でも机の上が片付かないと、いやあれもこれも……」と考えているうちにかなりの時間を消費します。それに、「一番したくないこと」って、存在してるだけで脳内メモリをかなりとっちゃうんですよね。なので、迷ったら今一番したくないことを考えて、手早くそれをこなしたほうがいいかもしれません。
クズに方針を与え少しまともにさせてくれる本、エッセンシャル思考
これに「今一番大事なことはしばしば一番やりたくないことである」みたいな感じでちょろっと載ってたはずなんですが、ちょっとページが見つけられませんでした。違う本だったかなぁ。
②ボトルネックは何かを考える
やり始めても遅々として進まない場合や、いっこうに作業が終わらず優先順位に追われ続けている場合は、何か流れがボトルネックにせき止められているのかもしれません。ボトルネックとは、「ザ ゴール」という本の中で触れられている、システム全体の足かせになっている部分です。例えば、ペットボトルの口がめっちゃ細かったらどんなに頑張っても液体が出てくる速度は限界があります。つまり、その部分だけは改善しないと他のどの部分を改善してもたいした成果は出ないのです。
ちなみにこのボトルネック、本で出てくるような工場の生産システムとしては思わぬところに落とし穴があることが多いようですが、こと人間の生活については多くが「①一番したくないこと」と同じになることが多いです。例に出した机の上の掃除とか。
③「それ」をすることで他の全てが不要になるか容易になるようなひとつのことがないか考える
そんな都合のいいもの無いだろうと思うんですが、これが案外有るんですよ。
例えば「①今一番したくないことをする」でも触れましたけど、したくないことが頭の隅に有るだけで集中できなくなります。パフォーマンスが低下します。「あとでこれをしなくちゃ」って考え続けて目の前のことに取り組めないとか。この場合は、「②ボトルネック化」してることとも言えるかもしれません。
でも、不思議なことに言い方を変えないと分からないときは多いんです。「したくないことは何か」とか「ボトルネックは何か」でも洗い出せないときがあるんです。
だから、優先順位がぶれて仕方がないときは、「それで他のことをする必要がなくなったり簡単になったりしないだろうか」あるいは「それをしたら逆に仕事が増えないだろうか」とほんの少し自問するだけで優先順位が付くことも有ります。
というか、この効果を求めるために、上の①と②の質問をしているんです。
【書評】真面目系クズなら「ONETHING(ワンシング)」は必読の一冊
まとめ
優先順位がつかないときは
- 今一番したくないことは何か
- ボトルネックは何か
- それをしたら他の全てが不要になるか容易になることはないか
を自分に問いてみるともしかしたら捗るかも。
ちなみに僕は本当に困ってるときにこれを自問自答するとだいたい「睡眠」って返ってきます。忙しくなってきたときは完全に詰む前によく寝ておきましょう。
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— 石川 純平(ステキシフト) (@sshift_jumpei) 2015, 2月 16
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