後悔しないで生きることができますか? あなたは後悔していますか? 後悔という観点でものごとを考える本。後悔について考えを深めたいと思うかどうか。
後悔しない生き方 人生をより豊かで有意義なものにする30の方法
- 作者: マーク・マチニック
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2013/01/11
- メディア: Kindle版
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わざわざ読み返しました。去年出た本だからか26%OFFだったんで……
最近、後悔しないように生きています。
この本の良かった点:後悔について考えたことのある人にとって、ある程度の答えが書いてある。下で少し紹介しています。
気をつける点:何も考えずに読んでるとやることが増えて人生に後悔しそう。
後悔何それおいしいの。おいしくない……
後悔するときはどんなときか
全編にわたって、後悔した事例、うまく回避した事例など、事例をもとに読者に考えさせる内容に。後悔について考えたことのない人にも事例があるので優しいですが、どちらかというと、後悔について考えている人が事例をもとに考え直すことに向いているでしょう。とにかく主観的な事例が多いです。主観的な事例だからこそ、読みやすさがあります。
後悔するときは自分に何らかのビジョンがあったけど、何らかの理由でできなかったとき
だいたい後悔するというのはパターンが決まっていて、「結果がものすごく悪くて今思えばどうすれば良かったと思う」「なんらかのやりたいことがあるのに不完全燃焼である」の二つが王道です。で、もちろんこの本にも自分の進むべき方向を明確にして、それを実現するにはどうすればいいかを考えろと書いてあります(第一章の1)。すっごい共感しました。ただ、その通りなんですけど、昔読んだときには進むべき方向が全く分かってなくて、分かる方法も検討がつかなくて、困りました。心の声を聞く(第一章の3)とか言われても、分からねーよ!みたいな。
さらっと読むだけだとやることが増えるだけ
この本最大の問題点は、優先順位の付け方を詳しくのせてないところ。それを教えてくれないといくら優先順位をつけて大事なことをやる(第3章の14)とか言われても出来ねーよ!という。この辺は、エッセンシャル思考とかONETHINGとかのが詳しいです。ただ、逆に、ある程度考えがまとまってきている今の立場からすると、ひとつひとつは間違ってないと確信して言える。すごく平易に書かれているし簡単な実行方法などが書いてあるけれど、一回真剣に後悔について考えた人でないとただの薄っぺらい本で終わってしまうかも。
一番大事だと思ったところは
「迷ったら正しいことをする」(第5章の28)。
僕には、出来なかったからさ。
一度誘惑に負けた人生を送ってからもう一度信念を持つことがいかに難しいか。
— 石川 純平 (@sshift_jumpei) 2015, 1月 1