男の人の人生は腹さえ痩せれば9割うまくいく、そんなうまい話があるかいな。
読了。
著者は「貫禄のある人は最近は自己管理できない人とみなされ評価されない」と述べているけれど、携帯電話販売のようなカウンターで販売する職やいざというときに登場するクレーム処理などは、太った人の方が安心感あるし効果が高い、というのは自分の経験談。しかしまぁ、太った人が意思力とか突破力とかの話をしてると確かに信用度は低いよね。
1、自分の体に気をつけるということはどういうことなのか。
腹に気をつけるということは、結果的に自分のプロポーション、体調も気をつけるということにもなる。というか、気をつけないと腹が鍛えられない。そうして全体が改善されることになる。そしたら当然、スマートなプロポーションにもなるし、血流も良くなる。
著者は、スマートに見えた方が対外的に評価されるようになるし、血流が良くなることなどにより仕事も遊びも疲れにくく、また女性受けもいいよと、だから人生がうまく行くよ、と言っている。当たり障りの無いことだし、当然のことだけど、こうして本に書かれるとより実感する。
2、腹を痩せるために何を鍛えるのか、どうするのか
痩せるためにはインナーマッスルを鍛える必要がある。ただ筋トレをするだけだと、おなかの表面の筋肉だけが鍛えられて、腹は凹まない。腹が出ている理由は、「インナーマッスルが衰え、内蔵が下がっているため」だと言うことらしい。これもネットなどでよく書かれていることだけど。ただ、この本は、インナーマッスルを中心とした腹回りを鍛えるための簡単な方法をさらりと紹介するとともに、その利点を繰り返し述べる。仕組みとやることがシンプルに説明されているので、受け入れやすい。
3、腹痩せに当たって他に気をつけることは何なのか
腹やせのためには食事制限よりまずインナーマッスルなどの意識だけれど、食事ももちろん意識した方がいいし、他のことも意識したほうがいいことはある。例えば、「食事に気をつけたいとき、栄養素が分からなければ、食事に五味(甘い、辛い、しょっぱい、苦い)、五色(赤、緑、黄、白、黒)、五法(焼く、煮る、蒸す、揚げる、生)を意識してバランスよくとるだけで居酒屋などでもヘルシーに食事ができる」など、シンプルで取り入れやすい気をつけることや、意識を高く、キープするためのあれやこれやがかいてある。
筋トレのやる気にあふれている人はこの本を読む必要は無い。この本は自己啓発本と筋トレ本の中間をとっていて、最初からやる気のある人に向けて書かれた本じゃない。
ただ、内容自体は変なことも書いてないし、どうしたらいいか分からなくて立ち止まってしまうような人にはお勧め。おなか痩せしたい人がどうしたら効果的なのか、どういう気持ちでやればいいのかなどを学ぶには良い本。ただ、もともと知識のある人や、最初から筋トレなどのやる気がある人は、これを読んで得るものはあまりないかなぁ。真面目系クズのような、やった方がいいのはわかるけど頑張れない人はこういう本を読んで意識をあげ、簡単なことからやるといいんじゃないだろうか。俺のことです。頑張ります。
それはともかく、自炊なんてあんまりしたことが無かったので、やっと調理。
今日の新しいこと。チャーハンみたいなの作った! pic.twitter.com/3T9Rl4kEP2
— 石川ジン平(ステキシフト) (@sshift_jumpei) 2014, 12月 1
味見もしれなかったけど、けっこううまい!ってかチャーハンって言うより、ステーキ飯みたいになってた。