人生を変えた一冊。クズな僕に確かな変化をもたらした一冊。もちろん色んな本を読んでいるからこれだけで変わったなんて言えないけれど、デカい衝撃だった、それが「ONETHING(ワン・シング) 一点集中がもたらす驚きの効果」です。去年読んだ本で一番影響がデカい。
参考までに他の人の書評
他の本からいいとこ取りしてきた内容
ONETHINGのいいところは、「どの本にも書いてあるようなことをひとつひとつ丁寧にとってきた」というところ。これを新しいことがないと言う人も入れば、まとめてくれて親切だと思う人もいるでしょう。
例えば、80対20の法則の話、スタンフォードの自分を変える教室にも載っている意思力の話など、どこかで読んだ話をうまいこと切り取ってきています。僕のように要領の悪い真面目系クズなひとにはぴったりです。
自己啓発的な話になってあれなんだけど、ONE THINGという本がいろんな自己啓発系ビジネス本の良いとこ寄せ集めみたいな本で、文面も非常に平易で分かりやすく、長さもそれほど長くなく、しかし大事なことは何回も強調して伝え、意識高ぶってるマジメ系クズにぴったりだと思う。
— works(両手あけておく) (@ch1sa) 2014, 11月 4
大事なことは繰り返して言ってくれる。「ひとつのことをしろ」
この本の言いたいことはたった一つ。書名の通り、「ひとつのことに集中しろ」ということです。それをあの手この手表現を変えてなんどもぶっこんできます。本を読むのが苦手な人でも、簡単に趣旨が理解できるでしょう。
同種の本でエッセンシャル思考がありますが、これはちょっと色んなことを詰め込んでいて高度です。エッセンシャル思考の方が一般に評判いいみたいですけど
短いのですぐ読める
大事なことなんですけど、クズな人とか要領の悪い人は長い本を読むことができません。正確には、読めますけど、読み終わることには頭がパンクしていて何が言いたかったのか分からなくなっています。そういう意味では「7つの習慣」とか地獄でした。いやいい本でしたけどね。P/PCバランスの話とか、本題に入る前から良著でしたけど、如何せん大事なことが多すぎるので実践するのが難しいんです。この本は違います。さらっと読めます。読む速度が遅い人でも一日あれば読めるでしょう。それでいて大事なことは繰り返し、他の本に載るようなエッセンスが引用されているなんて、良い本じゃないですか! 七つの習慣、Kindle版出たので読み返しましたけどやっぱり分量多いです……
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たった一つの質問で本のすべてが思い出せるようになる
本書には、ちょっと文言が長くてめんどくさいひとつの「優れた質問」がのっています。これさえ覚えておけば本のすべてが思い出せます。この、記憶のパッケージが大事なんです。例えば、”自分の小さな「箱」から脱出する方法”という本では、頭の中に「箱」をイメージするだけでその本のほぼ全てをイメージすることができます。優れた本というのはこのようになんらかイメージや言葉によってないよう全てを読者に思い出させ、活用シーンを多くすることが可能になります。ONETHINGの「優れた質問」にはその要素があります。ちょっと長いんでめんどくさいんですけど、試しに習慣化してみてください。
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本に書いてない前向き成分
と、僕の気持ち伝わったでしょうか。本当に良い本なのでぜひ読んでみてください。
本書には書いてないんですが、この「優れた質問」はその質問の特性上、なんども繰り返すことによって目標が実現可能であるという前提でものを考えられるようになるので、そういう意味でもおすすめです。
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